エミューオイルは、やけど、アトピー、乾燥肌、かぶれ、傷などのお肌の疾患や、関節炎、筋肉痛、肩こり、腰痛、四十肩など筋や関節の炎症を緩和します。

エミューとは、ダチョウに似た飛べない鳥で、古くからオーストラリアの草原や砂地などに分布してきました。

エミューは、ヒクイドリ目エミュー科に属し、体高は約1.6m〜2.0m程度、体重は40kg〜60kg程度で、現存する鳥類の中では、同じ走鳥類のダチョウに次いで、世界で2番目に大きな鳥です。
頑丈な体と長く強健な足を持ち、最高時速50kmものスピードで走ることができます。食物や水を求めて、雨雲を追いかけながら移動するという説がありますが、その移動範囲は何百kmにも及び、旅の間は体の脂肪を消費します。
18〜19世紀にヨーロッパ人がオーストラリア大陸に移住するようになると、エミューは食肉目的で狩猟され、また農作物を荒らす害鳥として大規模な駆除活動が行われたこともありましたが、その逃げ足の速さで絶滅の危機を生き延びました。

エミューはタスマニア島やカンガルー島など周辺の島々にも生息していましたが、ヨーロッパ人の開拓後は絶滅してしまったようです。
エミューは主にその食肉採取の目的で畜産されており、エミューの肉は見た目も味も牛肉に似た赤肉で、低脂肪、低コレステロール(85mg/100g)、高たんぱく、高鉄分で、病院食にも使用されるほどヘルシーな食肉です。
エミューの卵は、濃い目の青緑色で、縦13cm、横9cm、重量700〜900gぐらいでグレープフルーツくらいの大きさです。内容量としては、鶏卵の8〜12個分程度で、鶏卵同様、必須アミノ酸8種を含有します。

エミューオイルは傷や日焼け、肌の乾燥、筋肉や関節の痛みなどに効く万能薬として、古くからアボリジニーに常用されていました。

18世紀以降ヨーロッパやアジアからの移民が流入する以前のオース トラリアで4万年ほども続いていた先住民族、アボリジニーの生活 文化史上、非常に重要な位置を占めている動物です。
その肉は食用に、皮や骨は、衣服、住居、生活小物類に、また皮下脂肪は、傷、やけど、打撲、関節炎、筋肉痛、皮膚炎、虫刺され、 その他あらゆる症状の治療薬として、また日焼けや風焼けを防ぐ塗り薬として重宝されてきました。 ウィルナを始めとする各地に居住するアボリジニー達は、エミューの皮を木に吊るし、太陽の熱で脂肪を溶かしてエミューオイルを採取したり、また脂肪のついた皮でけが人の体を覆ったりという方法でエミューオイルの効果を享受してきたと伝えられています。

18世紀半ばにヨーロッパから移民が始まると、エミューオイルは自然の日焼け止め薬や、保湿剤として、先住民族から開拓者たちへ受け継がれていきました。開拓者たちはエミューオイルの効果を絶賛し、彼らが故郷への土産物として持ち帰ったことが、エミューオイルがオーストラリア、ニュージーランド以外の国々へ広まるきっかけとなりました。

エミューオイルの自然の賜物というべき効力は、今日の研究により、科学的に証明されています。

エミューオイルは、オーストラリアでも田舎地方では、打撲、やけど、乾燥肌などに使用されてきましたが、都市部では普及しておらず、現代科学においてその驚くべき自然の効能が注目されるようになったのはごく最近です。エミューオイルが初めて注目されるきっかけとなったのは、シドニー大学ロイヤルノースショア病院のレイモンド・パーブズ骨・関節研究所のピーター・ゴッシュ医師(Dr. Peter Gosh)と、アデレード大学の病理学科のマイケル・ホワイトハウス医師(Dr. Michael Whitehouse)による実験がオーストラリアポストに掲載されたことでした。

1950年代中頃より、アメリカの牧場で食肉やその副産物である皮、毛皮、オイルの採取の目的でエミューが飼育されるようになりました。1990年代中頃には、プロフェッショナルフットボールやバスケットボールといったスポーツトレーナーたちがエミューオイルを筋肉や関節の治療に利用するようになり、世界各地の熱傷治療センターでは皮膚組織の回復と創傷治療の目的でエミューオイルを導入し始めました。 今日、エミューオイルの、傷ついた皮膚、筋組織、関節の炎症や痛みを抑える作用は、様々な研究により立証されており、こうしたエミューオイルの効能を活かした更なる可能性が期待され、研究が続けられています。

アメリカでは、アメリカエミュー協会(AEA: American Emu Association)がエミューオイルの品質管理のための細密な基準を設け、市場の製品の品質を厳格に管理しています。もちろん、エミュセラピーの製品もAEAの基準を満たし、その品質を保証されています。


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